白神山地のご案内

山や川

【地形】

ブナ林遠景(二ツ森から)
ブナ林遠景(二ツ森から)
ブナ林遠景(二ツ森から)
白神岳より東方を望む
谷は深くV字形をなし、山頂(尾根)付近は比較的緩やかな傾斜をなす。これが白神山地であり、隆起地域が示す特徴の一つでもある。白神山地周辺は、日本でも有数の隆起地帯と言われている。
年間0.数mmから数mmの量が数百万年も続き造られた山が、最高峰の向白神岳(1,234.0m)と白神岳、真瀬岳、二ツ森、小岳、青鹿岳、摩須賀岳などの1000m級の山々である。
また、これらを削り笹内川、追良瀬川、赤石川、岩木川の上流部にあたる大川が、県境付近を源流とし、ほぼ一様に北に向かって流れている。
多くの崩壊地が見られることも白神山地の特徴である。特に大川、追良瀬川の上流域では崩壊斜面が目立つ。十二湖西方山腹の大崩は1704年のM7の地震によりできたとも云われており、またこの時十二湖も生じたとされる。
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【滝】
 V字形をした急斜面の谷。この地形のため本流・支流に多くの滝が見られる。白神山地は滝の宝庫といっても過言でない。
 白神山地の滝というと西目屋村の「暗門滝」と鰺ヶ沢町の「くろくまの滝」は有名である。暗門滝は大川支流暗門川にかかる滝で、上流から一の滝(42m)、二の滝(37m)、三の滝(26m)の3段で構成されている。「くろくまの滝」は赤石川支流滝ノ沢にかかる落差およそ80m、幅15mの青森県内でも1、2を競う大型の滝である。これらの滝までは遊歩道が整備され、探勝は意外と容易である。
 この他探勝は少し困難であるが、多くの大型の滝が見られる。

魚止の滝/魚泊の滝
魚止の滝
魚止の滝
魚泊の滝
魚泊の滝

 本流にかかる大型の滝で、大川、赤石川、追良瀬川の上流で見られる。
 読み方は「うおどめのたき」というのが正式かもしれないが、地元では「よどめのたぎ」と呼んでいる。その滝より上流に魚がのぼれないという意味から付けられたらしい。実際大川、赤石川の魚止の滝は落差が20m以上もあり、イワナはのぼれないだろう。追良瀬川の魚止の滝は落差が2m程度よりないがその上流に「黒滝」と呼ばれているおよそ30mの滝があり、魚止めの役目をしていると思われる。赤石川の魚止の滝の上流で釣り糸を垂れたらイワナが釣れたことがある。おそらく人が運んだものであろう。
 笹内川には同じ役目をはたす「魚泊の滝」がある。

白滝
白滝
白滝
追良瀬川の上流、白滝沢にかかる滝である。「ひぐらしの滝」とも呼ばれている。滝頭から水が落ちるというより、五月雨状に地表を水が流れる滝である。高さおよそ100mで、白神山地で最も大型の滝と思われる。
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出典/「ハンドブック 白神山地の自然」青森県立郷土館・発行
「白神山地の自然」青森県・発行

写真・資料協力/青森県立郷土館