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《あおぎんNEWS》ブランドスローガン制作担当者に想いを聞く!

2020年5月27日

 制作を担当した総合企画部広報室の和田さんに、このブランドスローガンに込められた想いをインタビューしました!

-この言葉は「創業140周年記念事業」のスローガンとして掲げていましたよね?-

 そうです。私は昨年の周年事業も担当させてもらい、140年という歴史を振り返るとともに、更なる未来に向かって時代や環境がすごいスピードで変化していることを改めて感じました。時代の流れによって銀行に求められる姿がどんどん移り変わっていますが、時代が変化しても青森銀行には絶対に変わることない「根っこ」のような何かがある...。そして、そのために私たちは歩き続けている...。それをうまく表現できないかな?と思ってこの「未来からの、ありがとうのために。」というスローガンを制作しました。 結果的に、当行の企業理念に込められた想いを分かりやすく伝えることができるということで「ブランドスローガン」に選定されました。

-「ギネス世界記録への挑戦」でも使用した言葉ですよね?-

 はい。昨年、約1,000名が参加した「あおぎん140周年祭り」でギネス世界記録を達成したときにも使用した言葉です。おかげさまで私たち従業員や家族にとってはすでに馴染み深い言葉になっていますし、「いい言葉だよね!」「この言葉好きだよ!」と声を掛けてくれる従業員も結構いるんですよ。手前味噌ですが(笑)

-ステートメント(宣言)は、結構リアルな場面も想起される内容ですが?-

 そうなんですよ。私自身が営業店での勤務経験が長いので、ちょっとリアルだと思います(笑)。まさに、お客さまと行員が真剣に向き合っている場面と、行員が一人になった時に自分の判断について目を閉じて整理している場面をイメージしています。お客さまから様々なご相談をいただく中で、ご希望通りの回答ではなかったり、余計なことだったりして、笑顔が見せ合えないような苦しい場面を、私も何度も経験しています。それでも、数年後に「あのときは、ありがとう!」と言っていただけた時は、本当にうれしいですね。 「今」よりも「未来」からいただく"ありがとう"が、私たち銀行員にとっては本当に価値がある"ありがとう"なんだと思います。

-青森銀行の「ブランド」をどのように考えていますか?-

 人によって色々な表現の仕方があると思いますので、私なりの表現ということで...。 まずは「ブランドって何だろう?」ということですが、ブランドというのは何かを選ぶ時の「特別な理由」になるものですよね。言い換えると、「あおぎんって、○○よね!」っていうお客さまが持つイメージや期待と、それに応える私たちの企業姿勢が充足している時に生まれる価値のことです。となると、この○○に入る言葉が青森銀行のブランドということになりますが、さて何が入るのでしょうか...? 私も何度もお客さまから頂戴したことのある言葉ですが、「あおぎんって、"かたい"よね!」というような青森銀行のブランドイメージ評価をよく耳にしませんか?(笑) 実は、私はこれが当行の素晴らしいブランドのひとつだと思っています。長所とか短所みたいなものは、言葉で表現すると「表・裏」の意味で解釈できるものが特に多いですよね。「かたい」というと「頑固」のような印象もありますが、青森銀行にとっては「(覚悟や想いの)固さ」と、その「(中身が密で砕けにくい)堅さ」としてずっと大切に育ててきたものなんですよ。これが先ほど話した青森銀行の「根っこ」の正体だったんですよね。 当行は140年を越える歴史の中で、「本気でお客さまの未来を想うのであれば、都合のいい話や、調子のいい話ばかりはできないぞ」、「つらい場面、苦しい場面でお客さまと向き合う覚悟がないと、未来からの"ありがとう"は届けられないぞ」という、先達が痛感してきた「かたい」覚悟と想いが脈々と受け継がれていますので、有難いことにそれが青森銀行を選んでいただく理由として地域に浸透しているのだと思います。ですから、ちょっと頑固に思われてしまう部分は反省しつつ、私たちの「かたい」覚悟と想いを青森銀行の本質的なブランド価値として、もっともっと広げていきたいと思っています。 「かたい」話ばかりになったので誤解のないようにお話しておきますが、当行の従業員は芸達者で笑わせてくれる人が本当に多いんですよ。面白さも、鉄板級の「かたさ」ですから!(笑)

-このブランドスローガンが、どのように浸透していってほしいですか?-

 このスローガンは、青森銀行の「姿勢」や「覚悟」をお客さまにお伝えするメッセージであるとともに、私たち全員の「道標」となる言葉だと思っています。 誰もが、迷いや悩みを抱えています。また、慌ただしい日常に追われて、目指すべき姿を見失いそうになる時もあります。そんな時に、ふと深呼吸をして、この言葉を思い出せば歩むべき道が見えてくる...、そんな御守りのような存在になってくれれば嬉しいですね。

以上、ブランドスローガンを制作した和田さんの想いをご紹介させていただきました。

和田 義史(わだ よしふみ) 2001年入行。
本店営業部、問屋町支店、東京支店などで事業性融資を担当。 2018年より、総合企画部広報室にてブランディング業務を主担。2019年、1日で2種目のギネス世界記録を達成した「あおぎん140周年祭り」の実施責任者を務める。