青森銀行

【活動方針1】豊かなふるさとを未来へ

○気候変動対応への取り組み

省エネ推進への取り組み

地球温暖化対策の一層の推進と省エネルギー対策の強化を図るため、省エネ推進に取り組んでいます。2020年度の省エネ目標は、エネルギー消費量、前年度比1%以上の削減です。

具体的には、LED照明への更新や省エネ型の冷暖房設備の導入を進めるとともに、空調機器・パソコン・端末・コピー機等の節電等について定めた「省エネ推進運動」の行動規準に則り、「省エネ推進運動のチェックリスト」を活用し、従業員一人ひとりが電力をはじめとする使用エネルギーの削減に取り組んでいます。

こうした取り組みにより、2019年度のエネルギー使用量は原油換算で2,670.02klとなり、前年度比5.1%削減を実現しました。今後も積極的に省エネ推進に取り組み、気候変動対応等、環境に配慮した経営を推進していきます。

省エネ推進運動への取り組み

○環境保全活動への取り組み

森林再生に向けた取り組み~「青い森づくり推進機構」再造林事業への参画~

森林再生に向けた取り組み~「青い森づくり推進機構」再造林事業への参画~

青森県は、日本三大美林の一つ、青森ヒバの産地として有名ですが、本県の原木需要が大幅に増加している一方で、伐採後の再造林が停滞しており、将来的な森林資源量の減少および公益的機能の低下が懸念されています。

2019年5月より、上記課題の解決に向け、森林事業者の再造林事業への助成を行う「青い森づくり推進基金」の運営に参画し、将来必要となる森林資源の確保と、林業の持続的経営の推進に取り組んでいます。

水資源保護に向けた役職員名刺への新素材(LIMEX)の導入

2019年1月より、役職員が使用している名刺の一部を対象に、素材を「紙」から「LIMEX(ライメックス)(※)」に切り替えています。原料に水や木を使用しないLIMEX名刺は、100枚で約10ℓの水を守る効果があるとされています。

(※)LIMEX:(株)TBM が開発・製造している、ポリプロピレン等のプラスチック素材と石灰石(主に炭酸カルシウム)を混合成型した新素材。

・2018年12月に開催されたCOP24(第24回気候変動枠組条約締約国会議)にてLIMEX製のレジ袋やゴミ袋等が発表される等、SDGsの観点から世界的に注目度が上昇。

・普通紙を1t生産する場合、樹木を約20本、水を約100t使用するが、LIMEXは原料に木や水を使用せず、石灰石0.6~0.8tとポリオレフィン約0.2~0.4tからLIMEX約1tが生産可能。紙ではなく「石」なので耐水性が高く、経年劣化に強い等の特徴がある。

ホタテ貝殻を有効活用した路面標示用塗料の導入

ホタテの貝殻をリサイクルした塗料「シェルマーカー(※)」を導入しています。八重田支店(青森市)、小湊支店(平内町)に続き、2020年10月には佃支店(青森市)の駐車場の白線表示をシェルマーカーで施工しました。

ホタテ産業は青森県における重要産業の一つですが、加工後に大量に排出される貝殻等の処理は、環境保全および処理費用の面から地域の課題となっています。ホタテの貝殻をリサイクルして配合したシェルマーカーは、既存製品と同等の性能を維持しつつ、産業廃棄物の削減と自然環境保護に寄与するエコ商品です。

(※)シェルマーカー:2016年10月、青森県の「レッツBuyあおもり新商品」に認定。製造元:大管工業(株)(青森市)

ホタテ貝殻を有効活用した路面標示用塗料の導入

グリーン購入法調達基準適合の冷暖房設備導入

2001年4月に施行された「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)」に定める冷暖房機器の導入を進めており、2019年度は3ケ店に導入しました。2020年度も3ケ店で導入予定であり、SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」に貢献しています。