【活動方針3】皆さまの“あした”をサポート
○最も近く最も頼れる存在に
法人ＦＡ
地域のお客さまに、より付加価値の高いサービスを提供するために、2011年10月より行内資格「法人ＦＡ（ファイナンシャルアドバイザー）」の育成を実施しています。法人ＦＡは、ソリューション営業力の強化と法人営業推進者の育成を目的として創設され、これまでに90名を認定し、県内外の本支店に配置しています。
当行では、法人ＦＡの活動を通じ、お客さまが抱える様々な経営課題の解決に向けた提案を行い、お客さまとの信頼関係の深化を図ることにより、地域経済へのさらなる貢献を果たしていきます。
マネーカウンセラー
個人のお客さまの資産運用に関するご相談を承る行内資格「マネーカウンセラー」を2008年に創設しました。2019年2月には第14期生12名が認定され、163名の有資格者が県内外の本支店でコンサルティング業務に携わっています。マネーカウンセラーは、ファイナンシャル・プランニング技能士などの公的資格を持ち、専門の教育を受けた資産運用の担当者です。お客さまのライフプランなどをじっくりとうかがい、お一人おひとりに合わせたオーダーメイドのコンサルティングを行っています。
ローンアドバイザー
住宅新築時におけるお客さまのローン検討プロセスに、的確なアドバイスと情報提供を行う行内資格「ローンアドバイザー」および「シニアローンアドバイザー」を2016年に創設、2019年4月には、第4期生として、ローンアドバイザー7名、シニアローンアドバイザー2名が認定されました。第4期生認定時の認定者数は、ローンアドバイザー44名、シニアローンアドバイザー60名となっています。
ローンデスクの開設
休日営業による利便性向上を図るため、2019年7月、五所川原市のショッピングセンター「ELM」敷地内に立地するエルムの支店内に、ローン業務を専門に扱う「ローンプラザ弘前支店 ローンデスク五所川原」を開設しました。（営業時間10：00～18：00）また、ローンデスク五所川原の開設に合わせ、エルムの街支店の営業時間を拡大（10：00～18：00）し、従来の営業時間にご来店いただけなかったお客さまの相談ニーズにお応えします。
また、2019年11月には、三沢堀口ショッピングセンターに隣接する堀口支店内に、「ローンプラザ八戸支店 ローンデスク三沢」を開設しました。
○企業の成長をサポート
創業・起業支援
＜あおぎん＞起業家コミュニティ「Startupforest（スタートアップフォレスト）」の開設
2019年10月、(株)MAKOTOWILL（仙台市）と連携し、起業家コミュニティ「Startupforest（スタートアップフォレスト）」を開設しました。Startupforestは、青森県内で創業・起業した方々と、その方々を応援したいという想いをお持ちのアクセラレーター、各支援機関等の専門家やスタッフが手を取り合い、ともに成長を目指すためのコミュニティです。メンバー同士がニーズ・課題をシェアして、お互いの持つ“力”をマッチングさせ課題の解決を目指します。
Startupforestの開設に合わせ、起業特化型E-learningを開設しました。起業特化型E-learningは、青森県内で創業・起業を検討の方や、創業・起業されて間もない方が事業を作り、成長させるために必要な知識を「いつでも」「どこでも」「好きな講座から」学べるプログラムです。「マインド・戦略」「事業計画策定」「マーケティング・セリング」等、事業立ち上げから拡大までの知識を網羅した約30講座のカリキュラムとなっています。
〈あおぎん〉地域貢献ファンドの設立
2019年3月、当行および(株)ゆうちょ銀行は、辻・本郷ビジネスコンサルティング(株)をファンド運営会社とする、〈あおぎん〉地域貢献ファンドを組成しました。
本ファンドは、創業・起業、新事業展開等のニーズを有するお客さまに資金調達手段を提供するとともに、辻・本郷ビジネスコンサルティングがファンド、(公財)21あおもり産業総合支援センター、(独)青森県産業技術センターおよび当行が有する知見、ノウハウ、ネットワークを活用し、多角的な支援を行うことで、お客さまのステップアップを後押しするものです。
本ファンドへの出資を契機に、お客さまのご支援を通じて、地域産業及び雇用の拡大により一層貢献していきます。
「スタートアップ支援セミナー『あお★スタ』・創業手帳セミナー in AOMORI」の開催
創業間もない起業家やこれから創業を目指す皆さまのスタートアップを後押しするため、2019年5月、青森市にて青森商工会議所との共催による「スタートアップ支援セミナー『あお★スタ』・創業手帳セミナー in AOMORI」を開催しました。セミナーでは、『創業手帳※』の考案者である創業手帳(株)の大久保幸世社長が講師を務め、事業計画の策定や資金調達、販路拡大などについて講義をし、県内起業家の実例紹介や参加者によるワークショップが行われました。
※創業手帳：資金調達や販路拡大、会計処理や法務など、創業に必要とされる幅広い情報をステージごとに整理したノウハウ集で、日本で創業したすべての法人に送付されています。当行では2016年より、創業相談者へのサポートツールとして各支店に備え置きし、希望者への送付手続きサービスを行っています。
クラウドファンディング・サービス
「Makuake」「Readyfor」「CAMPFIRE」のクラウドファンディングプラットフォームを活用し、地域資源を利用した新商品・サービスの提供や地域ブランドの向上に取り組む事業者さまの、資金調達および情報発信をサポートしています。
2019年5月には、「Makuake」を活用し、(株)和の郷（三戸郡田子町）の、「『田子にんにく』期間限定収穫の掘り立て！疲れた日常に捧げる強い味方！」プロジェクトを支援しました。同社では、過疎化の進行により農業後継者が少なくなっている「にんにくの町：田子」の魅力を多くの方に知っていただき、「田子にんにく」を残していきたい、との思いから本プロジェクトを立ち上げ、掘り立て生にんにくと、ガーリックオリーブオイルのPRに取り組みました。
成長支援
あおぎん経営者懇談会～次世代経営塾「あおぎんオーナーズカレッジ」の開催
あおぎん経営者懇談会は、若手経営者を対象に、経営者として成長し続けるために必要な知識・スキルを体系的に習得する機会の提供や、会員同士の交流機会提供等を目的として1974年に発足しました。新規会員は、約半年間にわたり次世代経営塾「あおぎんオーナーズカレッジ」を受講し、経営者としての必要なマネジメント等を学び、会員同士の交流を通じて相互理解と連携を深めます。同懇談会は今回で42期目の開催となり、今期の新規会員は20名で、会員数はOB会員を含め540名を超えています。年1回、第1期からの全会員を対象とした合同懇談会を開催しています。
今期の合同懇談会は2019年11月に開催され、新規会員の紹介に続き、キャスターの辛坊治郎氏の講演「どうなる日本！～経済、社会、不動産、未来を読み解く～」に、約300名の会員が耳を傾けました。
北東北3行Netbixによる取り組み
当行、秋田銀行および岩手銀行は、お客さまのビジネスチャンスの創出を目的に、2003年より「北東北3行共同ビジネスネット（Netbix）」事業を展開しています。
・Netbix商談会with大和証券2019
2019年9月、当行・秋田銀行・岩手銀行と大和証券(株)はNetbix事業の一環として、取引先の販路拡大を目的とした商談会を大和コンファレンスホール（東京都）にて開催しました。大和証券と共催した商談会は6回目で、北東北3県から各10社の食品関連会社などが参加し、26社の首都圏バイヤーに自社商品の魅力などをアピールしました。
・羽田空港での期間限定催事「東北祭」～北東北の美味しいを集めました～
新たな取り組みとして、羽田空港での期間限定催事『「東北祭」～北東北の美味しいを集めました～』を、2019年10月18日～31日の期間開催し、北東北3県の厳選した旬の水産品や畜産品、スイーツ等、幅広い商品を販売しました。
地域版ＴＬＯ「ネットビックスプラス」
2016年7月、青森銀行・秋田銀行・岩手銀行と弘前大学・秋田大学・岩手大学の来た東北3銀行3大学による地域版ＴＬＯ※「ネットビックスプラス」を立ち上げ、6者間による協定を締結しました。
本事業は、2003年に創設した北東北3行による事業者支援の枠組みである「ネットビックス」と北東北3大学が連携することで、大学側が保有する知的財産や研究成果等の地域事業者への積極的な還元を通じた成長支援ならびに地域産業の活性化・地方創生の実現を目的としています。
※TLO：Technology Licensing Organizationの略。 大学等の所有する技術に関する研究成果（発明や特許等）の民間事業者への移転促進を図ることを主要業務とし、産学連携の仲介役・中核的役割を果たす技術移転事業者。
海外進出支援
台湾企業との取引拡大支援
青森県およびみちのく銀行との共催により、青森県内企業の、台湾をメインとした海外取引拡大を支援するため、各種セミナーおよび商談会等を開催しています。
2019年6月には、八戸市、青森市、弘前市の3会場にて、台湾をメインとする「ものづくり海外展開相談会」、8月には、台湾・台北市内にて、「青森県ものづくりイノベーション交流会 in 台湾」および「ものづくりマッチング商談会 in 台湾」を開催しました。9月には、「台湾向け食品等輸出商談会」、10月には「台湾電子設備協会招聘 ものづくりマッチング商談会 in 青森」を、それぞれ青森市にて開催しました。
ベトナムへの販路拡大支援
青森県およびみちのく銀行との共催により、青森県内企業のベトナムへの進出および販路拡大を支援するため、各種商談会等を開催しています。
2019年8月には、ベトナム・ホーチミン市内にて、「青森県産食品商談会 in ベトナム・ホーチミン」を開催しました。12月には、「ものづくりマッチング商談会 in ベトナム」を同じくホーチミン市内にて開催します。
アグリビジネスへの取り組み
青森県の基幹産業である農林水産業分野への取り組みを強化するため、本部アグリビジネス専門担当者および農業算出額の多い地区5ヵ店のメンバーにて構成される「アグリパートナーチーム」を設置しています。
青森県の基幹産業である食産業振興のため、アグリパートナーチームでは、教育現場や関係機関の要請に応え、各種講演を実施しています。主な取り組みとして、2019年2月には、中泊町で行われた「中泊町・青森銀行アグリセミナー」、青森市にて行われた、青森県と県畜産協会の共催による「平成30年度農場HACCP及びJGAP家畜・畜産技術向上研修会」にて講演を行いました。6月には、青森県立三本木農業高校にて農業経済科3年34名を対象に、「農業法人・農業経営におけるお金の流れ」をテーマに、銀行が農業者支援についての講義や農業経営に必要な資金についてグループワークなどを行いました。
医療・介護分野への取り組み
当行では、医療・介護分野への取り組みを強化するため、医療・介護事業コンサルティングチームを設置し、企業サポート部に専担者を配置しています。
高齢化や人口減少が進むなか、医療・介護分野を取り巻く経営環境は大きく変化しており、コンサルティングニーズはますます高まっていくものと予想されます。
当行では、医療・介護事業におけるコンサルティングに関して全国有数の実績を誇る(株)日本経営と業務提携しながら、業務改善・人材育成等、より専門的なコンサルティングニーズへ対応しています。
環境・エネルギー分野への取り組み
当行では、環境・エネルギー分野への取り組みを強化するために、企業サポート部に専担者2名を配置し、県内の再生可能エネルギーの普及に向けた導入支援、ならびに各種補助金・支援制度等の紹介・提案や外部機関との連携による省エネ診断に取り組んでいます。
また、お客さまのニーズ喚起および課題解決に向けた取り組みとして、再生エネルギーに係る各種セミナーを開催してきました。再生可能エネルギーによる節電・電源確保、省エネ対策ニーズは依然として高いことから、環境・エネルギー分野への取り組みを推進し、地域社会の繁栄と経済発展に貢献していきます。
TV番組『あおもり歩笑夢（ポエム）』の放映
2019年1月～6月、「創業」「新事業」「事業承継」などを主なテーマに、それぞれの夢に向かって前向きに奮闘しているお客さまの姿を紹介する『あおもり歩笑夢～夢に向かって笑顔で歩む人たち～』を放映しました。（青森テレビ：2019年1月～6月の毎週日曜夜）
※過去放映分は、YouTube公式チャンネルにて公開しています。
新入社員セミナー
青森銀行研修所では、青森県内の企業・団体の新入社員の皆さまを対象に、社会人としての心構え、基本スキルの習得をねらいとした「新入社員セミナー」を1994年より毎年4月に実施しています。
27回目の開催となった2019年度のセミナーは、県内4ヵ所の会場で行われ、87の企業・団体から232名の皆さまの参加をいただきました。
＜あおぎん＞グループによるサポート
青森銀行グループは、(株)青森銀行を中核として2019年10月に設立した、あおもり創生パートナーズ(株)を含め関連会社6社で構成され、銀行業務を中心に、クレジットカード業務、リース業務、ならびに信用保証業務等の金融サービスを中心とした業務を行っています。
グループ一体となった金融機能の提供を通じて、総合金融サービスの向上を推進し、多様化かつ高度化するお客さまのニーズにお応えしていきます。
◯豊かな暮らしのお手伝い
ニーズに合ったご提案
「お客さまの資産形成支援に向けた業務運営方針」等の公表
2017年3月30日に金融庁より公表された「顧客本位の業務運営に関する原則」を踏まえ、当行における「お客さまの資産形成支援に向けた業務運営方針」および本方針に基づく「具体的な取組内容」を定め、その取り組み状況を年1回公表しています。
当行では、今後とも「お客さまの資産形成・所得向上を支援する取り組みを真摯かつ誠実・公正に追求」するとともに、お客さまの知識・経験ならびに財産を「豊か」にしていくことを通じ、地域の活性化をリードするよう努めていきます。
あおぎん活き活きクラブオフ
2018年5月より、青森銀行で年金をお受け取りのお客さま限定でご利用いただける優待サービス「あおぎん活き活きクラブオフ」を実施しています。
宿泊・グルメ・レジャーなど、全国20万件以上の提携施設を優待価格でご利用いただけ、お客さまのお好みにあったサービスをご利用いただけます。本サービスは、提携する(株)リロクラブよりサービスを提供します。
＜あおぎん＞資産形成セミナー・投資環境セミナーの開催
お客さまの資産づくりのお役に立てるよう、「＜あおぎん＞資産形成セミナー」および「＜あおぎん＞投資環境セミナー」を開催しています。
「資産形成セミナー」では、現役世代のお客さまが将来に向けた長期分散投資を考える際に活用いただける「つみたてＮＩＳＡ」や「ｉＤｅＣｏ」について、「投資環境セミナー」では、世界経済の動向やマーケット環境の見通しなどについて解説しました。
2019年度は、両セミナー合わせて延べ13会場に、約300名のお客さまの参加をいただきました。
当行では、引き続き資産運用に役立つ情報の提供を通じ、お客さまの資産形成を支援していきます。
＜あおぎん＞のサービス一覧
◯ますます便利に
「メルペイ」への即時口座振替サービスの開始
2019年2月、(株)メルペイが提供するスマホ決済サービス「メルペイ」について、当行の普通預金口座から直接チャージできる即時口座振替サービス※を開始しました。
当行普通預金のキャッシュカードをお持ちの個人のお客さまは、直接「メルペイ」へチャージを行うことが可能となり、フリマアプリ「メルカリ」でのお買物の際や、非接触決済サービス「iD」に対応した店舗等でお支払をすることができます。
また、当行では、楽天Edy、LINE Pay、Origami Payについて、即時口座振替サービスを実施しており、「メルペイ」の追加により、キャッシュレス決済の利便性が高まりました。
※即時口座振替サービス：口座振替を24時間365日（サービス休止期間を除く）1件毎に即時に行うサービス。
移動店舗車「aomo-bile（あおも～びる）」
2018年7月より、移動店舗車「aomo-bile （あおも～びる）」（以下、「あおも～びる」）を導入しています。「あおも～びる」の運用により、店舗空白地域での金融サービスの提供が可能となるほか、災害発生時の緊急対応にも活用することが可能となります。
1．移動店舗車の概要
- （1）愛称「aomo-bile （あおも～びる）」の由来
- 当行キャラクター「aomo」と「可動性・移動性」を意味する「mobile」を掛け合わせて、「機動的な青森銀行」を表現しております。
- （2）設備
- ・3ｔトラックに、銀行窓口機能とＡＴＭ（1台）を搭載
・発電機搭載により、電源のない場所でも営業が可能なほか、緊急時には外部への電源供給も可能です。 - （3）取扱業務
- 個人のお客さまのお取引を対象とさせていただきます。
・各種預金手続き（普通預金、貯蓄預金、定期預金、積立定期預金）
・公共料金等の払い込み、住所変更等各種手続き等
※移動店舗車の窓口では現金のお取扱はいたしません。
※一部の業務においてお取扱できない、あるいは各種の制限をさせていただく場合がございます。
信託業務の取り扱い
多様化する相続関連ニーズに対応するため、2019年3月より、みずほ信託銀行(株)を信託代理店として、遺言代用型金銭信託「〈あおぎん〉遺言代用型信託」および暦年贈与型金銭信託「〈あおぎん〉暦年贈与信託」の取り扱いを開始しました。
便利なサービス
◯積極的な情報発信
創業140周年記念事業の一環として、2019年1月、YouTube公式チャンネルおよびFacebook公式アカウント、同年4月、当行HP内にaomoブログを開設し、積極的な情報発信を行っています。
YouTube公式チャンネルでは、あおぎんCMギャラリーやSpecial Movie、TV番組「あおもり歩笑夢（ポエム）」などを配信、Facebook公式アカウントでは、当行の取り組みの紹介やお役立ち情報などを随時発信しています。またaomoブログでは、生活に役立つ情報や当行の取り組み、青森に関する話題などについて幅広く発信しています。
