青森銀行

【活動方針1】豊かなふるさとを未来へ

○気候変動対応への取り組み

省エネ推進運動への取り組み

地球温暖化対策の一層の推進と省エネルギー対策の強化を図るため、「省エネ推進運動」に取り組んでいます。2020年度の省エネ目標は、エネルギー消費量、前年度比1%以上の削減です。具体的には、空調機・冷暖房施設、照明、パソコン・端末・コピー機等の節電等について定めた「省エネ推進運動」の行動規準に則り、「省エネ運動チェックシート」を活用した省エネ運動の励行と徹底により、従業員一人ひとりが電力をはじめとする使用エネルギーの削減に取り組んでいます。今後も積極的に「省エネ推進運動」に取り組み、気候変動対応等、環境に配慮した経営を推進していきます。

また、地球温暖化防止に向けた温室効果ガス削減への取り組みとして、2008年よりクールビズおよびウォームビスを実施しています。クールビズは5月から10月末までの期間、冷房設定温度を原則「28℃」とし、ウォームビスは11月から3月末までの期間、暖房設定温度を原則「20℃」としています。

県内初となる廃棄物を活用したバイオガス発電施設建設への支援

2020年4月、有機汚泥の堆肥化等に取り組んでいる県南環境保全センター(株)(十和田市)に対し、バイオガス発電施設の建設資金として、当行主導による協調融資を実行しました。

本施設は、東北地方でも数少ない、有機汚泥や生ごみなどを発酵させたメタンガスで電気を起こす発電施設です。有機汚泥の焼却処理は、水分の多さ(燃焼性の低さによる二酸化炭素排出量の多さ)などの課題を抱えていますが、同社では有機汚泥を発酵させて発生するメタンガスで発電することに加え、発酵後のかすを堆肥化して地場農場に還元することで、地産地消型のエネルギーシステムの構築を図っています。

○環境保全活動への取り組み

森林再生に向けた取り組み~「青い森づくり推進機構」再造林事業への参画~

森林再生に向けた取り組み~「青い森づくり推進機構」再造林事業への参画~

青森県は、日本三大美林の一つ、青森ヒバの産地として有名ですが、本県の原木需要が大幅に増加している一方で、伐採後の再造林が停滞しており、将来的な森林資源量の減少および公益的機能の低下が懸念されています。

2019年5月より、上記課題の解決に向け、森林事業者の再造林事業への助成を行う「青い森づくり推進基金」の運営に参画し、将来必要となる森林資源の確保と、林業の持続的経営の推進に取り組んでいます。

水資源保護に向けた役職員名刺への新素材(LIMEX)の導入

2019年1月より、役職員が使用している名刺の一部を対象に、素材を「紙」から「LIMEX(ライメックス)(※)」に切り替えています。原料に水や木を使用しないLIMEX名刺は、100枚で約10ℓの水を守る効果があるとされています。

※LIMEX:(株)TBM が開発・製造している、ポリプロピレン等のプラスチック素材と石灰石(主に炭酸カルシウム)を混合成型した新素材。

・2018年12月に開催されたCOP24(第24 回気候変動枠組条約締約国会議)にてLIMEX製のレジ袋やゴミ袋等が発表される等、SDGsの観点から世界的に注目度が上昇。

・普通紙を1t生産する場合、樹木を約20本、水を約100t使用するが、LIMEXは原料に木や水を使用せず、石灰石0.6~0.8tとポリオレフィン約0.2~0.4tからLIMEX約1tが生産可能。紙ではなく「石」なので、耐水性が高く、経年劣化に強い等の特徴がある。